ツレ猫 マルルとハチ

11.野良猫日記&ギャラリー

地域猫を主題としたマンガ、「ツレ猫 マルルとハチ」(園田ゆり)、「メシャイロ ちいき猫やってます!」(杉作)とか多いですよね。「ツレ猫 マルルとハチ」は、野良猫好きの私のためにチョイスしていただいた、プレゼント品です。ありがとうございました。楽しく読ませていただきましたので、このブログで取り上げてみます。ネタバレ部分もありますので、これから読もうと思っている方は注意してね(まだ一巻しか読んでいない段階で書いています)。

写真は「ツレ猫 マルルとハチ」とは関係ない、いつもの地域猫です。この猫はよくなついていて、触らせてくれるのですが、猫にとっては人間を信用していいのか、判断が難しいとマンガにはあります。それはそうだろうね。人間をだます人間がいるんだから、猫はもっと慎重にならないとね。

「ツレ猫 マルルとハチ」では、元飼い猫のマルルは人に慣れているのですが、小さいころからの野良猫であるハチは、基本人間から距離を取ります。仲良くできるのは、ぼけた老人のおばあさんだけです。おばあさんは最近の常識を知らないから、野良猫にエサをあげてくれるからというのが大きな理由です。暴力をふるわない、怖くないというのもありますが。認知症らしいおばあちゃんが夜中にさまよっている時に、ハチがおうちまで連れて行ってあげたりします。野良猫は優しいですよね。こういう表現をされるととてもうれしいです。野良猫と人間仲良くいきたいものです。

マンガにあるように、野良猫は寒さに弱いし、エサも足りないし、カラスやほかの猫との縄張り争いなど、厳しい状況のなか生きています。『せめて人間としてできることはやってあげてもいいよ』という人が増えてほしいものです。

野良猫って大人の猫が多いよね。マルルがそんなことを言い出します。冷静なハチは、それは子猫は死んじまうから、年とっても死んじゃうから、みたいなことを言います。真実だけに寂しい気分になります。身近な動物である地域猫、温かく見守ってあげてください。お願いします。

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