【エッセイ】私の好きな野良猫 #文藝大賞2026

11.野良猫日記&ギャラリー

野良猫が好きな私がいる一方、
野良猫を迷惑だと思う人がいる。
とても残念だが、仕方がない。

野良猫に会っても、なるべくエサはあげない。
ただ近づいて来たときは、撫でる。

知っていましたか?
ネコをなでると、なんだか幸せな気持ちになるんですよ。
そう、撫でたあなたも幸せになれる。
そういうことです。

何故野良猫にエサをあげないの?
そう思う方、きっととっても優しい人なんですね。
そこのあなた。
そうあなたのことです。

それはね。
エサをやると、野良猫が増えて困る方がいるから、です。

でもね、野良猫が住んでいたところに、
勝手に家を建てた方がいるんですけど。
後から来たのに、野良猫を眺めていた私に、こう言ってきたんです。
「エサをあげないで、迷惑している」
私は悲しかったです。

後から来たのはあなたでしょ。
勝手なことを言うのはおかしい。
そう私は思っていました。
でも、知っているんです。
それがこの世の中の現実だということも。

なじみの野良猫。
ようやく撫でさせてくれるようになった野良猫。
でもね、あなたが家を建てたおかげで、会えなくなる。
悲しくなった私はもう二度とここには来ない。
とても悲しいことです。

私には、他の場所にも仲がいい野良猫がいます。
近づくと頭をこすり付けてきます。
撫でさせてくれます。
それで我慢してねって。
そういうことではないですよね。

しかも、野良猫って、病気に弱い。
耳の後ろが赤くなって、肌があれたりする。
でもね、野良猫。
勝手には治らない。
誰も薬をあげてはくれない。

私が薬をあげればいいじゃない?
そう思うあなたは優しい人?
それとも無責任な人?

私が無責任な人、なのかしら。

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